コミ1感想に代えて

話の中で出てきたんで、ちょいと聞いてくださいませ。
それはもう二年前の事になる。龍泉堂奇譚なる思いつきにしてもややこしいブログを立ち上げた蔵人さんはSSを書くのだ、といいつつ数ヶ月雑記すら更新しない体たらくでした。それが一念発起して書き上げたのが「ちいさながと」でしたのよ。本当に長い話書いたの初めてだし、ハルヒ作品書いたのも初めて。とんでもなくやる気だけあって、まあ滅茶苦茶な勢いだけで書いたのです。
そしてカウンターなど付けてみて、それが動くのを一喜一憂しながら見てくれる人が本当にいるんだなあ、と感動していたのですね。今でもそれは変わんないけど。
そしてついに同人誌など作ってみようと思い立って色々分かんないことだらけながらも初めて自分のサークルなど立ち上げて本を作ったのです。昔やってた時には影も形もなかったデータ入稿などやってみたのだから、まあ察してください。出来上がったものは、今見ると甘い出来なんですけど。でも当時の全力でした、間違いなく。そしてイベント参加ですよ、龍泉堂の名前で参加なんて夢みたいでしたもの。
つまり、俺にとって「ちいさながと・1」はゴールだったんです。ブログやって、SS書いて、同人誌作る。それが目標だったんですね。
ところが、ですよ。参加して、本が売れる(大したことないけど)のも嬉しかった。そして、時間も結構過ぎた時でした。ウチに向かってまっすぐ来てくれる人がいました。そしてこう言ったんです。
「いつもブログ見せてもらってます。本当に参加されてるのを知って、買いに来ました!」
その人は中身も見ないで本を手にとって一冊買ってくれました。龍泉堂の本だから、買ってくれたんですよ。
…………あの時の衝撃というか感動は忘れない。鳥肌立つかと思ったもん。快感でした、今までにないレベルで。
で、今もブログでSS書いてる自分がいます。本も作ってるしイベントも参加してます。もちろん売れて欲しいし、もっと売りたいけど、何よりもあの目の前で買ってくれる人、見てますと言ってくれる人がいると実感する快感が忘れられないからなのです。これは麻薬ですよ、しかも高濃度の。絶対に中毒になります。ならない方がおかしいんだって。
だから何が言いたいんだと言われれば、あなた達のおかげです! としかいえないのです。
そんな話をしてました。タチの悪い中毒にかかった我々は、多分止める勇気のないままに書くしかないのですよ。ええ、それで売れてくれれば最高なんだけどね。あはは。

拍手コメントありがとうございます

ヨッシーさん
黄金バットは当然俺の生まれる前のヒーローなのですが、設定といいデザインといい、今にはない新鮮さがありますね。自由なんだと、今は結構自由に見えて制限多いですから。先駆者になれる人はすごいと思うのです。
SSはシリアスな部分とギャグのバランスは大事に考えてます。だって「たとえば〜」だもの。ウチのキョン子は多分求められているキョン子像からすれば異端だと思うけど、『女の子』って点では負けてないと思うのです。今は自信持ってますよ、結構(笑)

・3人目の通りすがりさん
>そんなキャラソン出来たらいいなあ。特に阪中は欲しい。

・ながとんさん
>紙芝居から発生したキャラですぜ? リアルタイムって(笑)今見たらデザインはホラーなんだけど、ストーリーは真面目なんだよなあ。リメイクブームだからこそやってもらいたい作品でもあるかな、変なダークヒーローにするんじゃなくて子供の味方であるままに描いてくれるのならば。

・雑記に対するレスポンスは素直に嬉しいです。他に過去作品の感想などもあったら嬉しいですね。でも拍手をくれるというのがまず嬉しいのです。
・拍手お礼は十種類。長門さんは可愛い。