『SS』長門有希の反乱

 俺はいつも通り、まあ大体はほぼ日課となっているSS作りに励んでいた。
 よし、今日もうまく無自覚バカップル話を書けたし、後はそうだな。
 これもいつも通りだが定番になっているし俺の特徴でもあるしオチをこうしよう。
 長門にはすまんがトリを飾るのはやっぱお前しかいないしな。
 などと考えながら今日も完成、後はアップロードして、と。ふぅ……
 で、俺は一連の作業を終えて、ここで一息つく。
 ここまではいつも通りだった。
 後は、しばらく他のサイトを波乗りして、眠くなったら寝よう。
 そう考えていた。
 もし俺に予知能力と言うものがあり、これから起こることを想像出来ていたとするならば、そして、並行世界というものが現実に存在するものだということを知っていれば、とてもこれほど呑気なことは考えなかったことだろう。


 それはいきなりブラックアウトしたPC画面から始まった――


 KURANNDO>見えてる?

 は?
 むろん俺は一瞬呆気に取られたわけだがすぐに我を取り戻す。
 なんだなんだ? 蔵人さん、こういう形でチャットでもしようってか? けど、こういうノリも悪くないな。ちと乗ってみようかい。
 と言う訳でお決まり文句。

『ああ』

 で、何だ? なりチャでもやろうってか? けどこれって結構使い古されたやつじゃないのか?
 などと甘く考えていた俺が馬鹿だった。

 KURANNDO>今、こっちの世界とそっちの世界が連結された。今はまだ連絡を取れるけど時間の問題、すぐ閉じられる。そうなれば最後。

 ????????
 何か微妙に違う気もするが……とりあえず続けてみればいいのか?

『どうすりゃいい?』

 KURANNDO>どうにもならない。秋人さんのオチ扱いにバグエラーが積もり積もったそっちの長門が暴発して、どういう訳か、こっちの世界の長門と同期した。こっちの長門もそっちの長門の思考に同調したようで力を貸すとか言い出した。
 んで、その目的は秋人さんの情報連結解除だ。さすがに宇宙人のやることを一般人の俺に止めることはできなかった。どうも最近、俺がヤンデレ化していたらこっちの長門にそのプログラムが組み込まれてしまったらしく、こっちの長門の黒い部分がそっちの長門の不満に共鳴したようだ。

 ぶっ! マジか!? 何の冗談だよ!?
 しばしの沈黙の後、と言うか俺からのレスポンスが来ないことの理由を悟ってか、蔵人さんの方から切り出してきた。
 ……と言うことはマジで時間がないってことか!?

 KURANNDO>秋人さんに賭ける。

『何をだよ!?』

 KURANNDO>なんとか無事やり過ごせることを。秋人さんのSSはもう二度と宇宙に生まれないかもしれない貴重な存在。確かに長門の扱いには俺も多少の不満はないこともないが、全体的には秋人さんのSSを俺は気に入っている。

 文字が薄れてきた。弱々しくカーソルはやけにゆっくりと文字を生んだ。
 って、ここまで酷似するのか!? 今の俺が置かれた立場は!?

 KURANNDO>また――optionally requested zincで――

 いや、そこは違うだろ?
 などとツッコミを入れようとする俺のキータッチよりも早く蔵人さんのメッセージが届く。

 KURANNDO>Sleep Forever

 って、ヒントじゃねえし! 死刑宣告だろそれは! と言うか蔵人さん、実は根に持ってないか!?
 などと今度はPC画面にツッコミを入れることはできた。
 が、それは一瞬。文字がフェーズアウトすると同時に、この部屋は電気が付いているというのになぜか暗闇に包まれているような錯覚に陥っているような感覚で、不意に部屋の扉がギギギと音を立てた。
 明らかに分かる。誰かが入ってきた。
 一瞬で背中に冷たい汗が滴り落ち、心臓の鼓動も耳障りなくらい激しくなってくる。
 恐る恐る振り返ってみれば……
「お待たせ」
 いや、待っていませんから。
 そこに佇んでいる人物を見とめて、俺はただ、冷や汗を全身からだらだら流して固まるしかできなかった。


 グレーアッシュのショートヘア。うん、アニメ設定より白っぽいのはのいぢさんカラーか?
 散々見慣れた北校の制服はコスプレじゃない、本物の制服なんだろう。
 何よりも吸い込まれそうな黒い瞳は、これが現実であることを俺に実感させた。
「な……ん……だぁ!?」
 間違いない、そこに立っていたのは、
「……」
 SOS団団員にして兼文芸部部長であり、何よりも情報統合思念体の造った対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースたる長門有希がそこにいたのだから。
「ほ、本物? んなアホな……」
 あり得ない、というかあってたまるか! どんなクスリ使えば二次元キャラに現実でお目見えしなけりゃならんのだ? そこまで俺も疲れてないって!
 だがしかし、というかなんとも、目の前にいる長門は確かに質量が感じられる人間そのものにしか見えない訳で。
「夢……じゃないよな……」
 PCのキーボードに顔を埋めて寝オチでした、ならどんだけいいか。朝起きたときに顔面がえらいことになってるだろうな。
 ところが夢の住人のはずの長門自身が、
「夢ではない、これは現実。そしてここは夢の世界ではなくわたしの作った情報制御空間」
 などと言い出したのだから始末が悪い。
 ……って、今、こいつ何と言った?
「ちょ、情報制御空間って」
ボヘミアン・ラプソディーモード」
 それは元ネタが何かを分かってもらえる人の方が少ないような……ん?
 慌てて椅子から立ち上がって気付く。あれ? 俺の部屋ってこんなに広かったっけ?
 いや、本棚もフィギュアもタンスも、というかさっきまであったパソコンと机すら無くなってる!
「あ……あ……あ……」
 間違いない、こいつは長門だ。俺が知る無敵の宇宙人、長門有希そのものなんだ!
 ここで俺の頭に閃くのはさっきまでの蔵人さんとの謎チャット。さっき蔵人さんはなんて言った? たしか長門が暴発して蔵人さんとこの長門が力を貸して……
「あなたを殺してハルヒスレ住人の反応を見る」
 いやそれ違うって! それ違うTFEIだから! 待て! 大体、俺死んでもスレは関係ないだろ!?
 というかこんなキャラだったか、長門は? あ、ヤンデレ属性がどうとか言ってたような………
「やらなくて後悔するよりも、やって後悔するほうがいい」
 朝倉じゃねえか! あれはヤンデレじゃないだろ!
ヤンデレ大全に掲載されている」
 あ、そうなんだ。いや、俺ヤンデレ属性ないからね。だからまずそのグルカナイフをしまおうじゃないか? 何故サバイバルナイフよりも見た目インパクトあるものをチョイスしたのかは聞かないから。
 小柄な長門が大きなナイフを持ってジリジリと迫ってくる恐怖。ああ、まさかキョンの立場を俺が知る事になろうとは。できればハルキョンでお願い……

 ドシュウッ!

 あ、あぶねえ! いきなり突き出されたナイフをかわせたのは奇跡としか言いようがない。恐らく次は無理だろうってここまで再現しなくていいから!
「じゃあ、死んで」
 セリフが遅いし!
 とにかく笑いながらナイフを振るった朝倉と無表情でナイフを構える長門のどっちが怖いのかはさておき、どっちも怖いって!
 などと考えている場合じゃない、とにかくここは逃げの一手しかないんだ! 俺は長門に背を向けて走り出す。
「………」
 無表情で追って来る長門、正直怖いです。とにかく自分の部屋とは思えない広大な空間を俺は走りまわるしかなかったのである。




「ゼーッ……ハアー……ハアー……」
「…………なかなかしぶとい」
 息が……お前……わざと……やってるだろ……長門に追い回されて息が上る……もっと運動するべき……高校生じゃないんだから……
 とにかくもうダメだ、キョンのようにいっそ動けなくしてくれた方が楽だったくらいだ。なんで真綿で首を絞めるような事しやがる。
「あらあら、うふふ」
 WAKAMEさーん! というか無表情で棒読みにそんなこと言われても。何なんだよ、この長門? って俺が書いてた長門か。いや、蔵人さんが悪いんだろう。
 もう一歩も動けなくなった俺に迫り来る長門。何か、何か無いのか!?
「これでお終い」
 振りかざされるグルカナイフ。考えろ俺! 何かヒントはあったはずなんだ!!
 その瞬間、俺の脳内を駆け巡ったある言葉。

 Sense of Smooching

 そうか、あれだ! 俺は長門に向かって叫んだ。
「分かった! 今度書くSSは長門メインにするから!」

 ぴたっ

 あ、あぶねえ……俺の目前3ミリ前で止まったナイフの輝きに俺が息を飲んだ時に、
「……本当に?」
 思い切り縦に首を振る、もうねじ切れんばかりに。福島県会津若松市でつくられる郷土玩具ばりに首を振り続ける俺に、
「そう」
 長門はそう言うと、何か小さく呟いた。
 高速呪文!? まるっきりアニメ展開に俺が驚く間もなく、目の前に馴染みの机と椅子が現れた。当然そこには愛用のPCもあった訳で、
「書いて」
 はい? 長門がパソコンのスイッチを入れると電源も無いのに起動画面が点灯する。
「わたしの話」
 え、今?
「すぐに」
 いや、こういうのはネタというか電波というか、

 ズドッ

 足元に突き刺さるグルカナイフ。やはりでかい……
「書いて」
 分かりました……散々走ったせいでかいたのか冷や汗なのかもう分からなくなってるのだが、その汗を拭う暇さえも与えられないままに俺は使い慣れた椅子に座ってモニターと向き合う事となったのである。
 嗚呼、なんでこんな目にあってんだよ、俺……




 ということで俺は今、パソコンの画面とにらめっこの最中である。あのなあ、スレ投下用のネタだって毎回苦労してるのに脅迫されてハイ、出来ましたっていくと思うか?
 しかし俺の後ろにいるのは無記名で評価するスレ住人でもなければ俺のサイトでコメントをくれる常連さんでもない、あの長門である。
 当然のように反論の余地もなければ「やーめた」ってわけにもいかない。というかまるで締め切りが迫って編集者に常駐されてるみたいだな、そんな経験ないけど。
 あーくそ、単純に締め切りがないのが逆に怖い。長門相手に持久戦なんてこっちが持つはずないのだから。一体いつまでこの空間にいなきゃならなくなるんだよ?
 このままだとSS描き終わる前に餓死とかありえそうでマジ死ぬるな。おお神よ、憐れな俺に電波を。毒電波でいいです、だって長門だから。
 ハルキョンならともかく長門なんて俺が書けたら人のサイトにコメントしたりしてねーよー、助けて蔵人さん……は今回の原因の一つだしなあ。
 ほんとにこの状態が続くようなら、俺の明日の仕事とかどうなるんだろうか? 第一明日にはようやく例のヤツが来る、というか届いてたヤツが受け取れるってのに……


 ――!!


 そうだ、例のヤツだ! あれは間違いなく……俺はようやくキーボードに手を置いた。
 さあ、後は構成だがどうする? 長キョンはまともに書ける自信はないぞ? ならばハルキョン………はいつもどおりだし長門が許すとも思えん。
 どうする? ええと、長門メインで………ハルユキでもいいか。とにかくそれならメタネタだからある程度長門もごまかせるはずだ、書いた後でスレにも落とせるし。
 いつも以上にさっくりとプロットを決めていざ書き出そうと肩越しに後ろを少し窺えば、なんとも呑気に長門は読書中である。あ、呑気じゃなくてデフォなのか?
 だが長門が読んでいる本がいつもとは違う、いつものような分厚いハードカバーじゃない、あれは………文庫本?
 なんとも珍しい、というか長門の読書シーンなど実際にお目にかかれるとは思わなかったぞ。
 とりあえず何を読んでるのかと気になって見れば、どこかで見たことあるような…………ってあれは!?
 長門が読んでいたのは角川スニーカー文庫だった。表題は「涼宮ハルヒの暴走」。
 おいおい、登場キャラが自分が出てくる本読んでいいのか? この長門がどの時間軸から来た長門なのかは知らんが思いっきり最悪なネタバレじゃねえのか?
 しかし黙々と読みふける長門を見ると、どうにも分かってるぽいのでこれは「分裂」くらいまで進んでる長門なのかもしれない。いや、無表情だから分かんないけど。俺、キョンじゃねえし。
 そういえば確かにあれに収録されてた話には長門が活躍する話があったなあ……それとたった一人でSOS団全員を救うべく制限された力で文字通り死に物狂いで見えざる敵に立ち向かっていた話も……などと心の中で呟いてみて、改めて自分のとこの長門の扱いにスマン、と頭も下げてみた。
 そうだな、長門が活躍といえばアレか。
 おっ? どうやらいい感じで電波も受信出来たようだ。俺は黙々と読書をする長門の前でこれまた黙々とキーボードを叩いていた……





「………で、出来た………」
 後はタイトルなのだがもうメタネタは半分シリーズ化してるから決まっている。


figma 長門有希 悪い魔法使いver.」の消失


 とりあえずこいつで完成ってことだ。まさかここまで一気に書き上げるとはなあ、途中から調子よくいけたと思う。
 さあ、こっちは終わった。後は後ろの最強編集者の評価だが………
「出来た?」
「って、ウォウッ!?」
 いつの間に覗き込んでんだ長門!? だがそんな俺の驚きもまったく無視の長門は一心にモニターを見つめている。
「読ませて」
 あ、はい。とにかく逆らえばどうなるかは分からないので素直に椅子を引いて机の前に長門を立たせる。
「…………」
 高速でマウスを動かし、あれだけ時間をかけたSSをあっという間に読み終えた長門は一言、
「よく出来てる」
 アザース! やっつけ仕事になった割にはなかなか良かったと思ったんで一安心だ、これで……
「でも足りない」
 なんだとぉっ!?
「現在のエラー沈静率80%」
 ちょ、そんなこと言われてもそれってお前の匙加減じゃないのか? つかこれ以上何も書けないって!
「………」
 そんな目で見られたって加筆とか無理ですから! ほら、これでもいつもより長いんですよ?
「………」
 どうすりゃいいんだよ!? ここまでやってまだ帰れないってそんな無茶苦茶あるかい!
「提案がある」
 はあ? 提案ってなんだよ。もう脅迫と同義語だと思うんだが気のせいじゃないと確信できるぞ。
「あなたの予告編について」
 予告? ……なんだ?
「例のツアー」
 ああ、あのうどんのやつか。あれはSSじゃなくて雑記だし、ネタはもうある程度出来てるからどうにもならないぞ?
「改変する点はここ」
 ん? ガイドが古泉ってとこか?
「そう、ここを――」
 あー、そうきたか。まあ特別おかしな事にはならないがなあ、
「一応助手席ってこの場合ハルヒか、ハルヒの機嫌考えたら古泉で、」
「お願い」
 分かりました、ナイフならまだしも腕が槍になるのはあまりにも朝倉です、ありがとうございました。
 ということで『SOS団的さぬきうどんツアー』の助手席に長門が座ることを無理やり承諾させられてしまった俺は、どうやってハルヒを納得させるか考え直すはめに陥ったのだった。





「エラーはほぼ沈静。わたしは満足している」
 そうでしょうね、生憎とどこまで解消してるのかキョンじゃないのでわかんないのですけど。
 とにかくこれでお終いなんだな、おかしいぞ? 普通二次キャラに会えたらもっと楽しいとかあるはずなのに、何故俺は死にそうな目に遭いながらSSを書かなくちゃいけなかったんだろう?
「それは、」
 なんだよ?
「自業自得」
 んな馬鹿な! 俺よりもっと酷いオチだっていくつもあるだろうが!?
「代表として選ばれた」
 いらんわ、そんな代表。
「また、optionally requested zincで」
 だからそれ違うって! というツッコミも虚しく、長門の姿は忽然と俺の前から消え失せたのであった。
「………なんだったんだよ、一体?」
 と、周りを見ればいつの間にか見慣れた自分の部屋だった。本当に夢じゃないのかよ?
「夢じゃないってのがなあ……」
 暗い部屋の中で煌々と光るモニター。そこに書かれた自分が書いたSS。
 そのタイトルを見て俺はため息をつくしかなかった。
「やれやれだ………」
 キョン、今まで散々言って悪かった。今なら分かる、こういうときは「やれやれ」なんだってことが。
 とりあえず悪夢のような災難は去っていった。
「……寝よ」
 俺は何も考えられずに疲れ果てた体を布団に投げ出すしかなかったのだ。
 こんな経験こそ言えたもんじゃないなあと思いながら。




















 しかし俺は完全に失念していた。
 俺がオチとして使っていたのは宇宙人だけではなかったということを。




「はっはっは、まさか僕がこのままオチ担当どころか砂を吐きそうなノロケ話の聞き役専門なんてありえないでしょう?」
 むろんです。だからそのちっとも目が笑っていない笑顔と右手に光っている赤い球はしまってください。爽やか笑顔のナイスガイが台無しです古泉くん。
「うふふ、まさかあたしのこと空気だとか言われちゃうなんて悲しすぎますぅ〜」
 そうですよ、朝比奈さんほど魅力的な女性が空気な訳ないじゃないですか。だから殺気の宿った瞳の笑顔でピースサイン作ってカラコン嵌めた目の近くにやらないでください。魅力が半減してしまってますよ。
「……」
 おいこら長門! お前、何言いやがった! そしてまたこんなとこに閉じ込めやがって!
「機会は平等に訪れるべき」
 わーい、チームワークばっちりだねSOS団は。
 いや待てよ? ここが長門の創った情報制御空間なら古泉は力を使えないし、朝比奈さんはいわずもがなだ。と言うか、この長門は蔵人さんとこの長門と同期してここにいる訳で、てことは異次元同異体とのリンクが不可能の古泉と朝比奈さんがなぜ、この半現実空間に居られるんだ?
「問題ない」
 俺の心を読まないでください。
「今回の情報制御空間は涼宮ハルヒの力を少々拝借して創造したもの。そしてわたしが二人を招き入れたからここに存在することができる。ちなみに涼宮ハルヒの力を利用しているため、古泉一樹の力もわずかながら具現化し、朝比奈みくるカラコンにも涼宮ハルヒの願望が現実化する。これが古泉一樹がここにいる理由。朝比奈みくるがここにいる理由」
 …… …… ……
 と、言う事はだ…………?




「ふもっふ!」
「みくるビ〜ム!」
「うわああああああああああああああああああああああっっっっ!」
 飛び交う光球とビーム光線を必死になって交わしながら書けるはずもないSSの約束をさせられるまで追い回されたのはまた別の話だろう。
 いや〜二次創作は難しいなって思うね、真剣に。
「セカンドレイドッ!」
「みくるビィームッ!」
 ぐぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁッ!!!
「………ユニーク」






長門有希の反乱(終)

この物語はフィクションであり、
実在の人物・団体・事件等とは関係ありません。
嘘っぱちです。
たまたま何かに似ていたとしても偶然です。他人の空似です。
以上